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コミュニケーションの危機とスポーツ留学

私たちの会社は、アメリカの大学でスポーツ留学を目指す選手たちの夢をサポートしています。私たちの役割は、彼らがアメリカの大学におけるスポーツ、特にテニスで成功するためのサポートを提供することです。


ただ、この過程で不可欠な選手とコーチ間の電話やZoomによる面談では、選手たちのコミュニケーション能力に関する課題が明らかになりました。大学を選ぶ際、コーチとの直接的な対話や訪問時の会話は、英語力だけでなく、コミュニケーション能力の見極めにも重要です。選手たちの中には、自発的に質問をすることができなかったり、関心事を尋ねられなかったり、自分の興味を伝えるのが難しいという状況が見受けられます。これらは、会話が一方通行であったり、相互のやり取りがスムーズに行われないことから、聞いている側としては心配な場面に遭遇することが少なくありません。日本語で自分が入って聞いても答えられないので、語学力だけの問題ではありません。


しかしながら、これらのコミュニケーションの問題は、選手たち自身の責任だけではなく、さまざまな背景によるものであると理解しています。


・ コロナ禍によるリモート授業や活動制限により、対面での交流機会が大幅に減少。

・家庭内でのスマートフォンの使用増加により、親子間のコミュニケーション時間の減少。

・ 日常生活におけるキャッシュレス決済、タブレットオーダーシステム、自動券売機の使用の普及。

・友人や家族とのコミュニケーションも、対面よりデジタルメディアを通じたやり取りが主流に。

・ 日本の文化的背景から、知らない人に声をかけることが少ない。


これらの状況は、選手たちがコーチやチームメイトと効果的にコミュニケーションを取る機会を減少させています。

アメリカの大学スポーツ、特にテニスでは、チームメイト、コーチスタッフ一丸となって勝利に向かうチームワークが求められます。


入学後、チームに馴染めなかったり、試合に負けたり、思った通りの実力が出せなかったりした時に、「コーチが親切でない」「自分の気持ちを理解してくれない」という不満を持つ選手もいますが、これはしばしば、その前に、選手自身も自分の感情や意見を適切に、それを英語で伝えているか、コミュニケーションが取れているかという問題に関連しています。


その手助けになるかはわからないのですが、私たちが行っているサポートの一つは、以下のような形で実施されています。


・ 選手とコーチとの直接の会話や、さまざまな書類の提出時に、まずは自分で考えて答えを出してみるように指導しています。

わからないところは、聞く前に具体的に質問するように促しています。これにより、わからない点をより明確にし、自分で解決策を考える力を養います。


私たちは旅行代理店のように、お金を払えば何でもやってもらえるという会社ではありません。私たちのサービスを利用してくださる方々には、このような姿勢でのサポートを理解し、ご同意いただきたいと考えています。そして、大学卒業までの間、長期にわたるお付き合いをさせていただきたいと思っています。


現代社会では、大人も子供や部下に適切に物事を伝えることが難しい状況にあります。このままでは、何万年か先には、人間が進化して口がなくなってしまうかもしれません。だからこそ、これからの時代に必要なコミュニケーション能力の重要性を、私たちは強調していきたいと考えています。

アメリカの大学でスポーツをするということは、ただ単にテクニカルな能力を磨くだけではなく、グローバルな環境で生きていく上で必要なコミュニケーション能力を身につけることも含まれます。私たちは、選手たちがこれらの能力を磨き、真のグローバルな人材として成長する手助けをしたいと考えています。



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